兄(アニ)と妹(イモ)がやってきた
兄と妹が我家にきてもう2年経ちました。
今日は、そのことを書こう。少し長いです。
今から2年前の2006年6月9日、雨の夜。
時間は9時を廻っていたと思う。
晴がやけに吠えるので、『トイレに行きたいのか?』
外の雨はほとんどやんでいたので、散歩にでた。
晴が一目散に走り出す。『そんなにしたかったのか?』(笑)
家のすぐ裏の草むらに、いきなり入っていく。
『おい!なにやってんだよ~濡れるよ~』
すると弱弱しく子猫のような鳴き声が聞こえる。
晴の後に着いて草むらに入っていくと。
いきなり足にしがみついてくる何かが・・・。
『えっ?何??』 暗闇を恐る恐る探りながら抱えあげると
びしょ濡れの子猫でした。
ブルブル震えながら必死にしがみついてくる。
暗闇にようやく目が慣れてきた。当りを見ると、もう一匹足元にいる。
近くには小さな濡れてフニャフニャになったダンボール。
他にいないか周りを探すがいないようだ、また雨が降ってきた。
夕方の散歩の時にはそんな感じはなかったから、おそらく暗くなってから
捨てていったのだろう。
2匹をお腹に抱えて急いで家に戻った。
玄関を開け、明かりを見た2匹は、少しびっくりして泣き出した。
よく見ると、泥だらけできったな~い子猫でした。
奥からみうママが『何?何??』とあわてて飛んできた。
とにかく『洗面台にお湯張って』 まだお風呂を沸かしていなかったので、
とりあえず洗面台で体を温めた。 みうママは何も聞かずてきぱきと動いてくれた。
経緯を話しながら体を温め、ドライヤーで乾かしきれいになった。
やはり捨て猫だったのか、まったく人を恐れることがない。
しかし、6月の寒い雨。かなり弱っているのか足元が安定しない。
草むらを歩き回った傷なのか
顔には擦り傷が・・・ 足の裏も・・・痛々しい姿だった。
ミウのミルクを温め、ミウを育て時の哺乳瓶を引っ張り出して与えた。
何とか飲ませることが出来た。
ようやく安心したのか、部屋を少し歩きだした。
すると晴が近づいていき、なめておしっこを促していた。
え~! 晴だってまだ6ヶ月だよ。 すると子猫達はおしっこした。
自分が見つけたこの子たちの面倒を見ているようだ。
さてどうするか? 家にはミウも晴もいるし…
少し落ち着いたら里親に出すしかないか…とみうママと話す。
最初に見つけた子を兄(アニ) 後の子を妹(イモ)とした。
里親に出すのにあまり名前を付けたくなかったからである。
弱っていた2匹から目を離せない日がスタートした。夜は交代で起きて授乳。
みうママがお昼や休憩のたびに家に走って帰り、授乳。トイレの交換。
お昼を食べれないこともしばしば…
病気を持っている心配もあったので、その辺の対応も大変だった。
数日して、ようやく元気なった2匹は病院で検査を受け、何もないことが証明できた。
里親に出すためデジカメで写真を撮ったりホムペも作った。
しかし、そんなこんなしているうちに、アニ、イモと呼べば跳んでくるまでになってしまった。
いい里親さんも一杯名乗り出てくれましたが、いつしか手放せなくなっていました。
結局、名前も、そのままに。
そして2匹は新たな家族となった。
スナップ集
3コマストーリー
今でも仲良し
一時は危ぶまれた妹(イモ)も今はこのとおり
死んでません・・・寝てるだけ・・・